スペイン語

スペイン語の文法|線過去の作り方と用法

この記事では線過去の作り方と、用法について説明します。

スペイン語では動詞がたくさん活用したり、いろんな表現方法があります。
いつどんな時にどの用法を使ったらいいのか分かりづらくて大変ですよね。

「~していた」を表す線過去は「~した」という点過去に比べて多くの場面で使われる過去形です。
まずはこの線過去を使えるようにしましょう。

線過去を使えば主に

  • ~していた
  • ~だった

ということを話すことができます。

いろあす
いろあす
線過去は用法も多く、日常会話の中でも頻繁に出てくるので、活用と用法をマスターしましょう。

線過去とは

スペイン語の直接法過去には大きく分けて点過去と線過去の2種類の過去時制があります。

  • 点過去
     過去の行為や出来事を表す
  • 線過去
     過去の習慣や状態を表す

点過去と線過去の主な使い分けは、行為か状況説明かによります。

点過去は過去に起きた行為や出来事を言うために使われます。
線過去はその出来事が起きた時の状況や人物の様子を伝えるために使われます。

例文

Llamé a mi amiga María para pasear junto.
わたしは一緒に散歩するために友人のマリアに電話した


Pero a ella le dolía la cabeza y no tenía ganas de salir.
しかし彼女は頭が痛く、外出する気がなかった


Así que me fui solo.
なので私は1人で行った

太字が点過去ライン付きが線過去を表しています。

電話した(llamé)や行った(fui)などの行為を表しているのが点過去です。

線過去は痛かった(dolía)やその気がなかった(tenía)などの人物の様子や、状況説明を表していることが分かります。

線過去の作り方

線過去は点過去に比べて活用が難しくありません。
どの動詞においても一人称(yo)と三人称単数(el,ella,usted)が同じ活用をするので前後の文脈によって判断します。

不規則活用動詞も3つだけで少ないです。

線過去の規則活用

動詞の語尾を-abaもしくは-íbaに変えます。
-ER動詞と-IR動詞は同じ活用をします。

アクセントをつかなければならないので注意が必要です。

  -AR動詞 -ER動詞 -IR動詞
  hablar comer vivir
yo hablaba comía vivía
hablabas comías vivías
él hablaba comía vivía
nosotros hablábamos comíamos vivíamos
ellos hablaban comían vivían

 

線過去の不規則活用動詞

線過去の不規則動詞はser,ir,ver,の3つだけです。
よく使う単語なので覚えましょう。

  ser ir ver
yo era iba veía
eras ibas veías
él era iba veía
nosotros eramos ibamos veíamos
ellos eran iban veían

 

パパ
パパ
線過去は不規則活用動詞がser,ir,verの3つしかないので、ほかの動詞は安心して規則活用させてOKです!

男の子
男の子
セール、イール、ベールだけだよ!

線過去の用法

点過去と線過去には違いがあります。

例文とともに、線過去がどのように使われるか見てみましょう。

1.状況説明

過去に出来事が起きたときの状況や、人、物などの様子を表現する時に線過去を使います。

例文

  • Cuando sali de casa, llovía.
    家を出たとき雨が降っていた 

  • Fui a España porque quería aprender español.
    スペイン語を学びたかったのでスペインへ行った

 

empezar, terminarなどの行為の始まりや終わりを表す動詞は継続時間を表すことができない動詞です。

salir(出かける)のように行為がすぐに終わってしまう動詞は普通は点過去で使われます。

線過去で表された場合には「~しているところ」という意味で状況を説明することができます。

  • Cuando llegué al cine, ya empezaba la pelícla.
    私が映画館についたとき、もう映画は始まるところだった

  • Cuando mi madre me llamó, ya volvía a casa.
    母から電話があった時、私はもう家に帰るところだった

 

2.過去の習慣

線過去では過去に継続していたことや、繰り返し行われていた行為や習慣を表すことができます。

  • Cuando era estudiante jugaba al tenis.
    私が学生のころテニスをやっていた

  • Cuando vivía en Japon comía natto todos los días.
    私が日本に住んでいたころ、毎日納豆を食べていた

 

3.婉曲表現

線過去を使って丁寧に依頼したり、遠回しな言い方をすることができます。

  • Deseaba hablar con el director, por favor.
    部長とお話ししたいのですが

  • Se llamaba para pedirle consejo.
    助言がもらいたくて電話をしているのですが

 

4.時制の一致

主節の時制が過去時制の時は従属節の動詞に線過去を使います。

  • Su jefe le pregunta si sabe hablar inglés.
    上司は彼が英語が話せるかどうか聞く

  • Su jefe le preguntó si sabía hablar inglés.
    上司は彼が英語が話せるかどうか聞いた

 

線過去の進行形

estarの線過去形+現在分詞

estarの線過去形+現在分詞で「~をしていた」という意味の線過去進行形になります。

線過去そのものに「~していた」という意味があるので、この線過去進行形を使うときは特に動作が進行していたことを強調したい場合に使います。

Cuando llegué a la estación mis amigos ya me estaban esperando.
私が駅に着いたとき、友達たちはすでに私を待っていた。

 

線過去しか使われない動詞

動詞の中には線過去しか使われない動詞があります。

1.時刻を表すera/eran

「~時でした」という時は必ず線過去です。

  • Eran las cinco en punto de la tarde.
    午後5時ちょうどだった

  • Era la una más o menos cuando empezó a llover.
    雨が降り始めたときは1時ごろだった
パパ
パパ
1時の時は単数のeraになるよ

2.年齢を表すtenía

「~歳でした」という時は必ず線過去です。

Tenía cuatro años cuando nos mudamos de casa.
引っ越したときは4歳だった

 

「~歳になる」という表現を使うときはcumplirを使います。
cumplirを使う場合は点過去も使えます。

  • Mi hija cumplió dos años hace una semana.
    私の娘は1週間前に2歳になった

  • Ayer cumplí 25 años.
    私は昨日25歳になった

 

まとめ

スペイン語の線過去の作り方と用法について説明しました。

線過去は「~していた」と過去にあった出来事の状況や人物の様子を説明するときに使う!

線過去の用法

  • 状況説明
  • 過去の習慣
  • 丁寧な表現
  • 時制の一致

用法がたくさんあって覚えられない!と思うかもしれませんが、もちろん用法ごとに細かく覚えなくても大丈夫です。

スペイン語を使っていくうちに線過去の使い方も身についていきます。

少しずつ慣れていきましょう。

cuando era niño…(私が幼かったころ…)や cuando tenía 18 años…(私が18歳だったころ…)など、普段の会話でよく使う線過去はフレーズで覚えてしまうといいでしょう。

線過去を使う事でこういう表現がが話せるんだな、と少しでも理解が深まればうれしいです。